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日付はシールで貼れない|UAE・中東への抹茶輸出と必要書類

堤浩記
4 日前
読了時間: 26分

UAE(アラブ首長国連邦)は、日本茶・抹茶にとって条件の良い市場です。茶に関税はかからず、ハラール証明も要りません。日本の施設登録も、放射性物質関連の証明書も不要です。

それでも、中東向けの茶は止まります。止まる理由の多くは書類ではなく「日付」です。UAEを含む湾岸諸国では、製造日と賞味期限を原包装に正しい書式で印字する必要があり、シールで後から貼ることは原則認められません。さらに、ドバイでだけ通用する表示ルールで作ったラベルは、隣の首長国やサウジアラビアへ転送できないことがあります。

本記事では、抹茶・煎茶・ティーバッグ・抹茶ラテの粉をUAEに輸出するときに必要な書類と日付表示の落とし穴を最初に整理し、そのうえで登録、規格、ラベル、ハラール、関税・税、サウジアラビアとの違い、販路と展示会を、ジェトロとUAE・サウジアラビアの当局資料に基づいて整理します。HSコードや輸送など仕向地を問わない基本は抹茶輸出のチェックリストで解説しています。


本記事の情報について

  • 情報の基準日:2026年9月30日時点で確認できた情報に基づきます。

  • 制度の骨格は、ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」(調査時点2025年8月)と、ジェトロ「UAEへの農林水産物・食品の輸出に関するカントリーレポート」(2026年3月更新)に基づきます。

  • 賞味期限の表示ルールは、湾岸諸国共通の規格(GSO 150系)をもとにしたサウジアラビア食品医薬品庁(SFDA)の規格の英訳でも確認しています。UAE版の規格本文は有料で、本記事では購入していません。

  • 一次情報で確認できなかった点は「推定」「未確認」と明記しています。出荷の前に、輸入者や当局を通じて最新の情報を確認してください。


結論:関税0%・ハラール不要。落とし穴は「日付」にある

  • 【関税・税】茶(HS0902)は関税0%。付加価値税(VAT)は5%

  • 【ハラール】茶には不要。ただしアルコールや豚由来原料(ゼラチン等)を含むと輸入できないことがある

  • 【書類】日本側で用意するのは、船荷証券、インボイス、パッキングリスト、原産地証明書、衛生証明書。衛生証明書は保健所ではなく商工会議所のサイン証明で用意し、ドバイ向けは指定の書式と肉筆署名が必要

  • 【日付】製造日・賞味期限は原包装への印字が原則。ドバイだけで認められる「製造日の省略」を使うと、他の首長国や湾岸諸国へ転送できない

  • 【リーフ茶】ばら茶(loose tea)は賞味期限の代わりに「収穫日と包装日」を表示する

  • 【残留農薬】Codex基準を採用。基準がない農薬の扱いは、EU向けの防除体系を基準に考えるのが安全


UAE向けの茶は関税0%・ハラール証明不要・施設登録不要・放射性物質の証明不要である一方、日付表示の3つの点で止まることを示す図

図1 UAE向けの茶の条件と、それでも止まる3つのポイント。出典:ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」をもとにLink Global作成


UAE向け抹茶の輸出に必要な書類

ジェトロが挙げる、日本の輸出者が用意する書類は次のとおりです。

  • 船荷証券(B/L)または航空運送状

  • インボイス

  • パッキングリスト

  • 原産地証明書(商工会議所の一般原産地証明)

  • 衛生証明書(商工会議所のサイン証明で用意。ドバイ向けは書式が決まっている)


UAEへ抹茶を輸出する際に日本側で用意する5つの書類と、ドバイ向け衛生証明書の書式、領事認証とインボイス電子認証の扱いを示す図

図2 日本側で用意する書類。出典:ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」「輸出入手続(アラブ首長国連邦)」をもとにLink Global作成


輸入者(UAE側)が用意・手続きするもの


UAE側では、輸入者が次の手続きを行います。日本側は、輸入者の申請内容とインボイスや商品の中身が一致するように準備しておくことが大切です。

  • FIRS(ドバイ)での食品登録とラベル評価、輸入申請の照会番号の取得

  • 輸入申告書と荷渡指図書(D/O)

  • 1万ディルハム以上の輸入では、UAE外務省(MOFAIC)でのインボイス電子認証(1件150ディルハム)


衛生証明書は「商工会議所のサイン証明」

茶のような加工品の衛生証明書は、保健所ではなく商工会議所のサイン証明で用意するのが一般的です。ドバイ向けについては、ドバイ市政庁が書式を定めていて、2011年11月から完全に実施され、2017年7月からは一部変更後の書式が使われています。輸出企業のレターヘッドを使った証明書と添付シートの組み合わせで、署名は肉筆に限られます。書式は各地の商工会議所で案内されているので、発行を依頼する前に確認してください。


商工会議所での手続きの流れ

原産地証明書とサイン証明は、どちらも地域の商工会議所で取得します。一般的な流れは次のとおりです。手続きの方法や手数料は商工会議所ごとに異なるため、事前に確認してください。

  • ステップ1:商工会議所に、貿易関係の証明に使う署名を登録する(初回のみ)

  • ステップ2:インボイスなどの内容に基づいて原産地証明書を申請する

  • ステップ3:ドバイ指定書式の衛生証明書を作成し、肉筆で署名したうえでサイン証明を申請する

  • ステップ4:発給された書類を、B/L・インボイス・パッキングリストとあわせて輸入者に送る


ドバイ向けの衛生証明書は、印刷やスキャンした署名では受け付けられないので、出荷の前に余裕をもって準備してください。


大使館の認証は原則不要。ただし輸入者側に電子認証の義務

インボイスや原産地証明書の領事査証(在日UAE大使館での認証)は、制度上は必要とされていますが、ジェトロによると、ドバイ税関からは原則不要との回答を得ています(2020年8月確認)。ただし、領事館自身が輸入する場合は必要とされています。

別の手続きとして、2023年2月から、1万ディルハム以上の輸入については、輸入者がUAE外務省(MOFAIC)でインボイスの電子認証を受ける義務があります。手数料は1インボイスあたり150ディルハムです。手続きをするのは輸入者なので、日本側は、インボイスの内容が輸入者の申請と一致するように作っておけば足ります。


植物検疫は「都度確認」

ジェトロは、茶は原則として日本での輸出検査が必要としつつ、乾燥茶葉や粉末抹茶などの加工品は植物検疫の対象にならない場合があり、対象かどうかは都度UAE当局への確認が必要としています。カントリーレポートは、お茶のように必要・不要が分かれるものは毎回用意しておくほうが業務がスムーズだとしています。


分析証明書(COA)

通関書類として必須とする一次情報は確認できませんでした。ただし、ドバイでは初めて登録する食品にラボ検査が入ることがあり、ラベルにない添加物が検出されると不合格になります(米国農務省の報告による)。残留農薬や重金属の分析証明書は、輸入者から求められる前提で用意しておくのが安全です(推定)。


放射性物質の証明は不要

UAEは2020年12月10日付で、日本産食品に対する放射性物質関連の輸入規制を撤廃しました。現在、放射性物質関連の証明書は必要ありません。

出典:ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」、ジェトロ「輸出入手続(アラブ首長国連邦)」(最終更新2026年8月)、東京商工会議所・さいたま商工会議所のドバイ向け衛生証明の案内、農林水産省(2020年12月)


最大の落とし穴①:日付は原包装に印字する

湾岸諸国の食品の日付表示は、GSO 150という共通規格の系統で決まっています。UAEではUAE.S 150-1:2017(義務的な期限)とUAE.S 150-2:2017(任意の期限)が使われています。


シールで貼れるもの、貼れないもの

ジェトロは、ラベルはステッカーの貼付でも認められるとしています。一方で、米国農務省の報告はUAEについて「シールに印字した賞味期限は認められない」としており、サウジアラビアの規格も製造日と賞味期限を追加のラベルで貼ることを禁じています。

両方を合わせると、アラビア語の訳などの表示内容はシールで対応できても、製造日と賞味期限は原包装に直接印字する必要がある、と整理するのが実務上安全です(推定。ただし根拠は複数あります)。日本の出荷段階で、正しい書式で印字しておいてください。


日付の書式

  • 期限が3か月未満なら「日・月・年」で表示する

  • 期限が3か月を超える場合は「月・年」または「日・月・年」で表示する。「月・年」の場合は、その月の末日が期限とみなされる

  • 暗号化せず、誰でも読める形で表示する

  • 1つの容器に表示できる日付は1組だけ


UAE向け食品の日付表示のOK例とNG例。日付は原包装に1組だけ直接印字し、シールでの後貼りや2組の表示は不可

図3 日付表示のOK・NG(模式図)。出典:SFDA.FD 150-1:2021、ジェトロ、米国農務省FAIRS報告をもとにLink Global作成


ジェトロが示すUAEの表示例は「P:日/月/年」(製造日)と「E:日/月/年」(賞味期限)です。


茶の賞味期限の長さはメーカーが決める

湾岸諸国の規格が賞味期限の上限を定めているのは、冷蔵肉や乳製品、卵などの傷みやすい食品です。それ以外の食品は、メーカーが科学的な根拠に基づいて決めることになっています(サウジアラビアの規格で確認。UAE版も同じ構造と考えられます)。サウジアラビアの規格では、茶に賞味期限の上限は課されていません。

出典:ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」、SFDA.FD 150-1:2021(英訳)、米国農務省 FAIRS Country Report(UAE)


最大の落とし穴②:ドバイでだけ通るラベル

ドバイでは、賞味期限が3か月以上ある食品について、製造日の表示を省略できます。ただし、これはドバイだけの規定です。ジェトロは、製造日を省略したラベルでは、ほかの首長国への輸送や、湾岸協力会議(GCC)加盟国への再輸出ができないと注意し、製造日を記載することを勧めています。

ドバイは中東全体への中継拠点として使われることが多い都市です。最初はドバイの輸入者向けでも、その後アブダビやサウジアラビアに回る可能性があるなら、最初から製造日と賞味期限の両方を印字しておくのが安全です。


製造日を省略したラベルはドバイ首長国内でしか流通できず、ほかの首長国や湾岸諸国へ転送できないことを示す図

図4 ドバイだけで通るラベル。出典:ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」をもとにLink Global作成


リーフ茶は「収穫日と包装日」

中東ならではのルールとして、ばら茶(loose tea)の扱いがあります。ジェトロは、ルーズリーフのお茶については消費期限の記載が不要で、代わりに収穫日と加工日(パッケージへの封入日)の記載が求められるとしています。サウジアラビアの規格でも、期限表示が不要な品目として「loose tea」が挙げられ、製造日または収穫年と包装日の表示が求められています。

ただし、粉末の抹茶やティーバッグがこの「loose tea」に含まれるかは、確認できませんでした。実務では、賞味期限と製造日(リーフ茶なら収穫年も)をあわせて印字しておけば、どちらの解釈でも問題になりにくいと考えられます(推定)。


輸入の仕組み:ドバイとアブダビで窓口が違う

UAEは7つの首長国からなる連邦国家で、連邦政府が最低限のルールを決め、運用は首長国ごとに行われています。食品の輸入では、ドバイはドバイ市政庁(Dubai Municipality)、アブダビはアブダビ農業食品安全庁(ADAFSA)が窓口になります。連邦の気候変動環境省(MOCCAE)は禁止農薬のリストや全国共通の食品登録ポータル「ZAD」を、産業先端技術省(MoIAT)は規格を所管しています。


ドバイ:FIRSでバーコードごとに登録

ドバイでは、茶を含むすべての食品について、輸入者が「FIRS(Food Import and Re-Export System)」に事前登録する必要があります。流れは3段階です。

  • 商業ライセンスを持つ輸入者が、ドバイ市政庁の電子政府でアカウントを作り、FIRSに登録する

  • バーコード番号ごとに食品を登録し、ラベルの評価を受ける

  • 輸入申請で照会番号を取得する(港での検査で使う)


ジェトロによると、ZADとFIRSは連携できる仕組みになっていて、複数の首長国にまたがる手続きが簡単になっています。ラベルの添加物などは、ドバイ市政庁の事前確認(FRLA)で確かめられます。


アブダビ:茶は低リスク食品

アブダビでは、コーヒーと茶は「低リスク」に分類されています。低リスク食品は、85〜90%の貨物が書類確認だけで通関し、書類と目視検査が0〜5%、サンプルを取ってラボ検査を行うのは5〜10%です。

輸入者は各首長国の経済発展局で商業ライセンスを取り、税関で会社コードを取得します。UAE共通の「茶の販売許可」のような制度はありません。

出典:ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」(調査時点2025年8月)、ジェトロ「UAEへの農林水産物・食品の輸出に関するカントリーレポート」


規格と残留農薬


茶の品質規格

ジェトロによると、UAEで茶に関係する主な規格は次のとおりです。

  • 緑茶:UAE.S GSO ISO 11287:2013(Green tea – Definition and basic requirements)

  • ティーバッグ:UAE.S/GSO 2138:2011

  • インスタントティー(固形):UAE.S GSO ISO 6079:2007

  • フレーバーティー:UAE.S/GSO 2037:2010


緑茶の規格の元になっている国際規格ISO 11287は、水浸出物、総灰分、粗繊維、カテキンなどの項目に基準値を置いています。UAE版の本文(数値)は確認できていませんが、ISOの基準をそのまま採用している可能性が高いと考えられます(推定)。マレーシアの茶の規格と同じように、日本の分析証明書では通常測らない項目が含まれる可能性があるので、輸出前に規格の本文を確認することをお勧めします。


着色料と禁止添加物

ドバイ市政庁は、E102(タートラジン)、E104、E131、E142(グリーンS)、E171(二酸化チタン)、E1510(エタノール)などの使用を禁止しています。色を補うために着色料を加えた抹茶風の粉や、二酸化チタンやアルコール系の香料を使った抹茶ラテの粉は、輸入できないおそれがあります。


残留農薬:Codexに準拠、なければEUが実質の基準

UAEはCodexの基準を採用していて、産業先端技術省の規格「UAE.S MRL 1:2024」で農産物と食品の残留農薬の上限を定めています。あわせて気候変動環境省が、禁止農薬346種類と制限農薬36種類のリストを公表しています(2018年閣僚決議第36号)。

UAEにもCodexにも基準がない農薬の扱いについては、「Codex、なければEUの基準、それもなければ0.01ppm」とする資料がありますが、UAE当局の条文では確認できませんでした(推定)。サウジアラビアは、Codexにない場合はEUと米国の基準のうち低い方(デフォルト値を含む)を使うとしています。日本の茶で問題になりやすいのは、Codexに茶の基準がなく、EUでは0.01ppmになる農薬です。EU向けの防除体系で作った茶を使うのが、中東向けでも最も安全な設計です。EU向けの考え方は日本茶の米国・EU輸出の記事で解説しています。


重金属

UAEは汚染物質と毒素について、Codexを採用した規格を適用しています。ジェトロによると、調査時点で茶や茶葉に重金属の個別の上限はありません。

出典:ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」、米国農務省 FAIRS Country Report(サウジアラビア、2023年7月)


ラベル:英語とアラビア語

ドバイでは、輸入の前にラベルの承認が必要です。ジェトロが挙げる必須項目は、ブランド名、製品名、原材料(重量順)、製造日・賞味期限、製造者などの名称と住所、正味量、原産国、バーコード、ロット番号、保管条件、アレルゲン、使用方法、栄養成分の13項目です。表示は英語とアラビア語の両方で行います。


表示項目のアラビア語(参考訳)

アラビア語の表示は輸入者側で用意することが多いものの、日本側で項目名を把握しておくと、ラベル案のやり取りが早くなります。主な項目の一般的な表記は次のとおりです。実際の表記は輸入者と確認してください。

  • 製品名:اسم المنتج

  • 原材料:المكونات

  • 製造日:تاريخ الإنتاج

  • 賞味期限:تاريخ الانتهاء

  • 正味量:الوزن الصافي

  • 原産国:بلد المنشأ

  • 製造者の名称と住所:اسم وعنوان الشركة المصنعة

  • 保管条件:طريقة الحفظ

  • 使用方法:طريقة الاستعمال

  • 栄養成分:المعلومات الغذائية


「Product of Japan」の原産国表示とあわせて、アラビア語でも原産国を示すのが一般的です。日付の部分は数字で印字するので、アラビア語の訳は項目名だけで足ります。


根拠となる規格はUAE.S 9(包装食品のラベル)とUAE.S GSO 2233:2021(栄養表示)です。UAE.S 9の現行版は、ジェトロの資料の中でも2019年版と2022年版で表記が分かれているため、ラベルを作る前に輸入者を通じて確認してください。


2026年からの新しい表示と税

  • Nutri-Mark:A〜Eの5段階で色分けする栄養表示で、アブダビで2025年6月から導入が始まり、2026年第1四半期に既存製品を含めて完全に適用された。義務の対象は乳製品、飲料、ベーカリー、油脂、子ども向け食品、一部の加工食品。無糖の抹茶やリーフ茶が対象かは確認できていないが、加糖の抹茶ラテの粉は対象になり得る(推定)

  • 加糖飲料の物品税:2026年1月1日から、一律50%に代わって糖分量に応じた段階制になった。100mlあたり砂糖5g以上8g未満は1リットルあたり0.79ディルハム、8g以上は1.09ディルハム。粉末のミックスが対象になるかは確認できていない


出典:ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」、ジェトロ「UAEへの農林水産物・食品の輸出に関するカントリーレポート」(2026年3月更新)


ハラール:茶には不要。サウジアラビアでは「表示したら証明が必要」

ジェトロによると、UAEでハラール証明書が必要なのは畜肉と畜肉派生品で、茶には不要です。UAEでは国内で流通する食品が原則としてハラールとされているため、国のハラールマークは茶の輸入要件ではありません。

パッケージにUAEのハラールマークを表示したい場合は、産業先端技術省に登録された海外の認証機関の認証が必要です。ジェトロによると、2025年7月時点で日本の登録機関は、日本イスラーム文化センターと日本ハラール協会の2団体です。

抹茶や煎茶は原料が茶葉だけなので、論点は原料よりも添加物や加工助剤です。抹茶ラテの粉のように乳化剤・酵素・香料を使う商品は、その由来(動物由来か、アルコールを溶剤に使っていないか)を確認してください。

サウジアラビアは扱いが違います。サウジアラビア食品医薬品庁(SFDA)は、動物由来の原料を含む食品に加えて、「Halal」の表示やロゴを付けた製品についてハラール証明書を求めています。つまり、サウジアラビア向けでは、ハラールマークを付けた時点で証明書が必要になります。

出典:ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」、SFDA「Conditions and Requirements for Food Clearance」(2026年8月掲載)


関税・税と日・UAE経済連携協定

  • 茶(HS0902):UAEは関税0%。サウジアラビアも無税(米国商務省の資料による)

  • 抹茶ラテの粉などの加工食品:湾岸諸国の共通関税で原則5%(推定:個別の税番は未照合)

  • 付加価値税(VAT):UAEは5%(2018年1月から)、サウジアラビアは15%(2020年7月から)


日本とUAEの包括的経済連携協定(CEPA)は、2024年9月に交渉を始め、2026年3月5日に妥結しました(経済産業省の発表)。署名と発効の時期は、2026年9月時点で決まっていません。茶はもともと関税0%なので協定の影響はなく、影響が出るとすれば抹茶ラテの粉などの加工品です。


サウジアラビアとの違い

UAEから湾岸諸国に広げることを考えるなら、サウジアラビアとの違いを押さえておく必要があります。「ドバイに置けば湾岸全域に回せる」わけではありません。

  • 【登録】UAEはFIRS(ドバイ)・ZAD。サウジアラビアは輸入者が施設と品目を「Ghad」に登録し、通関は「Fasah」で申請する

  • 【インボイス】サウジアラビアは、製品・数量・賞味期限・ロット番号の記載を求めている

  • 【基準がない農薬】UAEは確認できず(推定:Codex、なければEU)。サウジアラビアはEUと米国の低い方

  • 【ハラール】UAEは茶に不要。サウジアラビアはハラール表示を付けた製品に証明書が必要

  • 【VAT】UAEは5%、サウジアラビアは15%

  • 【日付表示】ドバイ独自の緩和(製造日の省略)は、サウジアラビアでは使えない


UAEとサウジアラビアの茶の輸入ルールを、登録・関税・VAT・ハラール・残留農薬・インボイス・日付表示で比較した表

図5 UAEとサウジアラビアの違い。出典:ジェトロ、SFDA「Conditions and Requirements for Food Clearance」(2026年8月)、米国農務省をもとにLink Global作成


出典:SFDA「Conditions and Requirements for Food Clearance」(2026年8月掲載)、米国農務省 FAIRS Country Report(サウジアラビア)


費用と日数の目安

UAE向けの茶の輸出で、制度上かかる費用と日数を整理します。輸送費や輸入者のマージン、登録の代行費用などは取引ごとに大きく異なるため含めていません。

  • 関税:茶(HS0902)は0%。抹茶ラテの粉などの調製品は原則5%(推定)

  • 付加価値税(VAT):5%(輸入時。輸入者が負担)

  • インボイスの電子認証:1万ディルハム以上の輸入で1件150ディルハム(輸入者が申請)

  • 原産地証明書・サイン証明:商工会議所の手数料(商工会議所ごとに異なる)

  • 輸送日数:海上でジュベル・アリ港まで30〜40日、航空便で1〜2日

  • 通関:アブダビでは茶は低リスク食品で、85〜90%の貨物は書類確認のみ


賞味期限を12か月に設定している抹茶の場合、海上輸送と登録・通関の時間を考えると、日本を出る時点で残り期間を十分に確保する必要があります。輸入者が求める残り期間を、商談の最初に確認してください。

出典:ジェトロ「茶の輸入規制、輸入手続き(アラブ首長国連邦)」「輸出入手続(アラブ首長国連邦)」「UAEへの農林水産物・食品の輸出に関するカントリーレポート」


輸送と賞味期限の残り期間

日本からジュベル・アリ港までの海上輸送は30〜40日、航空便なら1〜2日です。ジェトロは、港に着いた後は温度管理のできる倉庫やトラックを持つ輸入卸が多く、コールドチェーンは確立していると評価しています。一方、夏の港湾や積み替え中のコンテナ内の温度については公的なデータがありません。抹茶は熱と光で色と香りが落ちやすいため、定温コンテナ、アルミ袋と脱酸素剤、少量なら航空便を検討してください(推定)。

「中東では賞味期限の50%以上が残っていないと受け入れられない」という説明をよく見かけます。ただし、ドバイ市政庁が公式に「50%以上かつ6か月以上」としているのは化粧品や洗剤などの消費者製品向けのガイドラインで、食品について同じ規定がある一次情報は確認できませんでした。法律上の要件とは言えませんが、輸入者や小売が同程度の残り期間を求めることは多いと考えて、在庫の回転を管理してください。


市場:UAEの抹茶は「話題」から「定着」へ

日本の緑茶の輸出は、2025年に721億円(前年比+98.2%)と6年連続で過去最高を更新しました。輸出額の84%は抹茶を含む粉末状の茶です。国別では米国、ドイツ、英国などが上位で、UAEは上位5か国に入っていません。

一方で、UAE向けの伸びははっきりしています。ジェトロによると、2024年の日本からUAEへの農林水産物・食品の輸出額は101億円(世界19位、前年比+14.8%)で、緑茶は前年の2倍になり、特に抹茶が伸びました。ジェトロは、UAEの抹茶が「SNS映え+健康価値」の段階から定着期に移り、オーツミルクやココナッツミルクとの組み合わせなど嗜好が多様化していると分析しています。高級外食では、おまかせ業態や高級ステーキハウスで抹茶を採用する例が増えているとされます。

UAEの人口のうち、UAE国籍の人は約12%で、南アジア出身者が5割を超えます。富裕層、駐在員、観光客など、同じ国の中に異なる客層がいることが前提になります。


UAEで日本茶が競う相手

UAEの緑茶市場で、日本茶は最大の供給国ではありません。ジェトロの調査(2021年12月)によると、2019年のUAEの緑茶輸入は、中国が約30%、ポーランドとスリランカがそれぞれ約17%、ケニアが約7%でした。同じ調査では、3kgを超える業務用の緑茶の輸入が伸びていて、カフェやホテルの需要と、現地での小分け(リパッキング)の需要が背景にあると分析されています。数値は古いので、背景の情報として見てください。

価格面の逆風もあります。日本茶輸出促進協議会は2025年11月の概況で、価格改定と日本産原料の不足によって、他国産への切り替えの流れが出ていると記しています。UAEで日本茶を売るには、「日本産であること」と品質の違いを、産地や等級、分析証明書で説明できることが前提になります。抹茶の等級の考え方は抹茶のグレードの記事で解説しています。

ジェトロの調査では、UAEの日本食レストランは2016年の約196店から2020年の約288店に増えていました。日本食の広がりが、日本茶の受け皿を広げています。


出典:農林水産省「2025年農林水産物・食品の輸出実績」、ジェトロ「UAEへの農林水産物・食品の輸出に関するカントリーレポート」(2026年3月更新)


販路と展示会


販路の類型

ジェトロの整理では、UAEの販路は次のように分かれます。どれが良い・悪いではなく、商品と価格帯に合う経路を選ぶことになります。

  • 日系商社を通じた混載コンテナ

  • 食品専門の輸入業者を通じたホテル・レストラン・カフェ

  • 自社で輸入する卸の店舗・EC

  • 大型ハイパーマーケット

  • デリバリーアプリ


展示会

中東最大級の食品見本市「ガルフード(Gulfood)」は、2026年は1月26〜30日にドバイの2会場で開かれ、約8,500社が出展しました。ジェトロのジャパンパビリオンには19都道府県から62社・団体が参加し、特に茶、調味料、水産物のブースに関心が集まったと報告されています。

次回のGulfood 2027は、2027年3月15〜19日に開催予定です。ジャパンパビリオンの出展者募集は例年夏頃に始まります。ほかに、アブダビ国際食品展(ADIFE、2026年10月6〜8日)、オーガニック製品の展示会(Middle East Organic and Natural Product Expo、2026年11月16〜18日)なども、抹茶の商談機会になります。展示会の選び方は海外展示会の完全ガイドマップで解説しています。


Gulfood 2027に向けた逆算スケジュール

Gulfood 2027(2027年3月15〜19日)で商談することを想定すると、2026年9月末時点から逆算して、準備はおおよそ次の順番になります。

  • 出展の申し込み:ジェトロのジャパンパビリオンの募集は例年6〜8月です。2027年分はすでに始まっているか締め切られている可能性があるため、まずジェトロの募集状況を確認する。単独出展やパビリオン以外の参加方法もあわせて検討する

  • 2026年秋〜冬:英語・アラビア語のラベル案、日付の印字方法、分析証明書、商工会議所への署名登録を準備する

  • 2027年1〜2月:展示用サンプルと商談資料をUAEに送る。サンプルでも日付表示のルールは同じと考えて準備する

  • 2027年3月:会期中の商談。その後、輸入者が決まったらFIRSでの登録と本輸出へ


ジェトロは、ラマダンの影響で展示会の開催時期が変わることがあると注意しています。会期は必ず主催者の最新情報で確認してください。


出典:ジェトロ「UAEへの農林水産物・食品の輸出に関するカントリーレポート」(2026年3月更新)、ジェトロ・ビジネス短信(2026年3月2日)


ケーススタディ:4つの商品で考える

ここまでのルールを、相談の多い商品に当てはめます。いずれも一般的な仕様を想定した例で、実際の判断は商品ごとの仕様と輸入者の確認で行ってください。


例1:抹茶30g缶(小売用・ドバイの日系小売向け)

関税は0%で、ハラール証明は要りません。輸入者がFIRSでバーコードごとに登録し、ラベルの評価を受けます。缶の底などに、製造日と賞味期限を「P:日/月/年」「E:日/月/年」の形で直接印字します。アラビア語の表示はシールで対応できますが、日付はシールにしないでください。将来アブダビやサウジアラビアに回す可能性があるなら、製造日を省略しないことが大切です。


例2:カフェ向けの業務用抹茶1kg袋

3kg以下なのでHS0902.10です。カフェやホテルは品質の証明を重視するので、残留農薬と重金属の分析証明書を用意します。夏場の輸送を考えて、アルミ袋と脱酸素剤、定温コンテナや航空便を検討します。


例3:玉露のリーフ茶100g袋

ばら茶(loose tea)として、賞味期限の代わりに収穫日と包装日を表示する扱いになると考えられます。念のため賞味期限も印字しておくと、解釈の違いで止まるリスクを下げられます。植物検疫証明書の要否は、出荷のたびに確認します。


例4:抹茶ラテの粉(砂糖・粉乳・乳化剤入り)

茶ではなく調製品なので、関税は原則5%と考えられます。二酸化チタンなどドバイで禁止されている添加物を使っていないか、乳化剤や香料が動物由来やアルコール溶剤由来でないかを確認します。加糖の商品は、アブダビのNutri-Markの対象になる可能性があります。


品目別の早見表

  • 【小売用の抹茶(缶・袋)】HS0902.10/関税0%・ハラール不要/賞味期限と製造日を原包装に印字、英語とアラビア語、着色料不可、FIRSでバーコードごとに登録

  • 【業務用の抹茶(3kg超)】HS0902.20/関税0%/日付の考え方は小売用と同じ。COA(残留農薬・重金属)を用意

  • 【煎茶などのリーフ茶】HS0902.10/0902.20/関税0%/賞味期限の代わりに収穫日と包装日を表示(念のため賞味期限の併記を推奨)。植物検疫の要否は都度確認

  • 【ティーバッグ】HS0902.10が基本/関税0%/ティーバッグの規格(UAE.S/GSO 2138:2011)に適合。期限表示の扱いは要確認

  • 【抹茶ラテの粉(乳・糖・乳化剤入り)】茶とは別の番号(調製品)/関税5%(推定)/禁止添加物、乳化剤などの由来(ハラール)、Nutri-Markの対象かを確認


UAEへ輸出する茶の品目別に、HSコード、関税とハラール、日付表示と注意点を整理した表

図6 品目別の早見表(2026年9月時点)。「推定」は一次情報で明示されていない部分。出典:ジェトロ、UAE規格をもとにLink Global作成


輸入者に最初に確認すること

UAE側の手続きは輸入者が行うため、どの輸入者と組むかで、登録の手間も売り先も変わります。最初の商談で次の点を確認してください。

  • ドバイ(FIRS)・アブダビのどちらで登録・輸入するか。他の首長国や湾岸諸国に転送する予定があるか

  • 茶の輸入実績があり、ラベルの事前確認(FRLA)を使ったことがあるか

  • アラビア語のシールは日本側とUAE側のどちらで貼るか

  • MOFAICのインボイス電子認証を輸入者側で行えるか

  • 温度管理のできる倉庫と配送を持っているか

  • 売り先(日系小売、ホテル・レストラン・カフェ、ハイパーマーケット、EC、デリバリーアプリなど)はどこか


よくある失敗

  • 賞味期限や製造日をシールで貼って出荷し、受け入れられない

  • ドバイ向けの「製造日を省略したラベル」のまま、アブダビやサウジアラビアに転送しようとする

  • ドバイ向けの衛生証明書を、指定書式でない書類や印刷の署名で用意してしまう

  • FIRSに登録した内容と実際の商品(原材料・添加物)が一致しない

  • 着色料や二酸化チタンを使った抹茶風の粉・ラテの粉を出してしまう

  • サウジアラビア向けにハラールマークを付けたのに、証明書を用意していない


商談前のチェックリスト

  • 原包装への日付の印字方法(製造日と賞味期限、リーフ茶は収穫日と包装日も)

  • 英語とアラビア語のラベル案(13項目、ロット番号、原産国)

  • ドバイ向け衛生証明書の書式(商工会議所の指定書式・肉筆署名)

  • 原産地証明書、インボイス、パッキングリスト

  • 残留農薬・重金属の分析証明書(EU向けの防除体系で作った茶か)

  • 使っている添加物がドバイの禁止リストに入っていないか(抹茶ラテの粉など)

  • 植物検疫証明書の要否(出荷ごとに確認)

  • 包装仕様(遮光・防湿・脱酸素剤)と輸送手段(定温コンテナ・航空便)


用語集

  • FIRS(Food Import and Re-Export System):ドバイ市政庁の食品の輸入・再輸出システム。輸入者がバーコードごとに食品を登録する

  • ZAD:UAE気候変動環境省の全国共通の食品登録ポータル。FIRSと連携している

  • FRLA:ドバイ市政庁によるラベルの事前評価

  • MOFAIC:UAE外務省。1万ディルハム以上の輸入でインボイスの電子認証を行う

  • ADAFSA:アブダビ農業食品安全庁。アブダビの食品輸入を所管する

  • MoIAT:UAE産業先端技術省。規格の発行とハラール認証機関の登録を所管する

  • GSO:湾岸協力会議(GCC)の標準化機構。ラベル(GSO 9)や日付表示(GSO 150)などの共通規格を作る

  • UAE.S:UAEの国家規格。GSO規格を国内規格として採用したものが多い

  • SFDA:サウジアラビア食品医薬品庁

  • Ghad/Fasah:サウジアラビアの輸入者・品目の登録システム(Ghad)と通関の申請システム(Fasah)

  • Nutri-Mark:アブダビで導入された、A〜Eの5段階で色分けする栄養表示


よくある質問(FAQ)


Q. UAEに抹茶を輸出するとき、必要な書類は何ですか?

日本側で用意するのは、船荷証券(または航空運送状)、インボイス、パッキングリスト、商工会議所の原産地証明書、衛生証明書です。衛生証明書は商工会議所のサイン証明で用意し、ドバイ向けは指定の書式と肉筆署名が必要です。植物検疫証明書は、加工品なら不要な場合がありますが、都度確認が必要です。


Q. UAE向けの抹茶にハラール証明は必要ですか?

不要です。UAEでハラール証明書が必要なのは畜肉と畜肉派生品です。ただし、アルコールや豚由来の原料を含む商品は輸入できないことがあります。サウジアラビア向けにハラールの表示やロゴを付ける場合は、証明書が必要です。


Q. UAEで抹茶に関税はかかりますか?

茶(HS0902)の関税は0%です。輸入時に付加価値税(VAT)5%がかかります。抹茶ラテの粉のような加工食品は、原則5%の関税がかかると考えられます。


Q. 賞味期限はシールで表示してもいいですか?

アラビア語の訳などはシールで対応できますが、製造日と賞味期限は原包装に印字するのが原則です。湾岸諸国の規格は、日付を追加のラベルで貼ることを禁じています。


Q. リーフ茶にも賞味期限が必要ですか?

ばら茶(loose tea)は、賞味期限の代わりに収穫日と包装日を表示します。粉末の抹茶やティーバッグがこの扱いに含まれるかは確認できていないため、賞味期限と製造日をあわせて印字しておくのが安全です。


Q. インボイスに大使館の認証は必要ですか?

ジェトロによると、ドバイ税関は原則不要としています。ただし、1万ディルハム以上の輸入では、輸入者がUAE外務省でインボイスの電子認証(1件150ディルハム)を受ける義務があります。


Q. ドバイに輸出した商品を、サウジアラビアに転送できますか?

サウジアラビアでは、輸入者がSFDAのシステムに登録するなど、別の手続きが必要です。ドバイだけで認められる製造日を省略したラベルでは、他の湾岸諸国に再輸出できません。最初から両方の日付を印字しておいてください。


Q. 日本とUAEの経済連携協定で、抹茶は安くなりますか?

茶はもともと関税0%なので影響はありません。協定は2026年3月に交渉が妥結しましたが、2026年9月時点で発効していません。


まとめ:中東向けの茶は「日付を正しく印字する」ことから

UAEへの日本茶・抹茶の輸出は、関税0%・ハラール不要・放射性物質の証明も不要と、制度面の条件は良い市場です。その分、つまずく場所は日付に集中しています。製造日と賞味期限を原包装に正しい書式で印字すること、ドバイ限定のルールに頼らないこと、リーフ茶は収穫日と包装日を表示すること。この3点を押さえれば、ドバイから湾岸諸国へ広げる道も開けます。

東南アジア向けの規制と比べたい方は、マレーシアへの抹茶・日本茶輸出もあわせてご覧ください。

Link Globalは、中東やアジアへの食品輸出について、規制の確認から輸入者探し、展示会出展までを支援しています。個別の商品について相談したい方は、お問い合わせからご連絡ください。

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