自治体と海外企業のMOU締結を支援|台湾の家具ブランド2社との協力覚書、締結式から報道まで【支援事例】
2026年10月16日、台北の華山1914文化創意産業園区で、北海道の町と台湾の家具ブランド2社が協力覚書(MOU)を結びました。Link Globalは、台湾側の相手企業を見つけて町につなぐところから、台湾の企業とともに町を訪問してのすり合わせ、覚書の文言づくり、締結式の段取り、台湾メディアへの発信まで、約3か月かけて締結までを支援しました。
この記事は、自治体として海外の企業や団体とのMOU締結を検討している方に向けた支援事例です。相手探しから締結までをどう進め、締結を報道と次の取引につなげたのかを紹介します。

この事例のポイント
自治体と台湾の家具ブランド2社が、家具の普及と販売に共同で取り組む協力覚書(MOU)を結びました
相手の2社はLink Globalが台湾で見つけ、町につなぎました。準備期間は約3か月です
台湾の企業とともに町を訪問して両者を引き合わせ、すり合わせを重ねました。覚書の文言はすべてLink Globalが調整しました
締結式を、日台の来賓と報道陣が集まる展示会の開幕式にあわせて行いました
締結と展示会は、台湾の経済紙や設計・インテリアの専門誌など6つのメディアで紹介され、一部はYahooニュースやLINE TODAYにも転載されました
MOUの概要
項目 | 内容 |
締結日 | 2026年10月16日 |
場所 | 華山1914文化創意産業園区(台北市) |
締結者 | 北海道東川町、充個墊(DANN)、新家園沙發(ニューハウス) |
内容 | 台湾での東川町の家具の普及と販売に共同で取り組み、日台の木工分野で長期的に協力する |
準備期間 | 約3か月(2026年8月に台湾の企業とともに町を訪問) |
機会 | 家具の商談会・展示会(2026年10月16日〜18日)の開幕式 |
Link Globalの役割 | 相手企業の選定と引き合わせ、台湾の企業とともに町を訪問、双方のすり合わせ、覚書の文言の調整、締結式の段取り、来賓の調整、メディアの招聘、プレスリリースの作成・配信 |
締結の背景:展示会のあとも、台湾で売り続けるために
北海道東川町は、日本五大家具産地のひとつ「旭川家具」の主要な産地です。町の13の工房・事業者は、2025年に続いて2026年10月にも台北で商談会と展示会を開きました。
商談会や展示会は、会期が終われば区切りがつきます。来場者が「台湾で買いたい」と思っても、買える場所がなければ取引は続きません。そこで、会期にあわせて台湾の家具ブランドと協力覚書を結び、台湾側で東川町の家具を紹介し、販売していく相手をつくりました。
商談会・展示会の企画運営については、別の支援事例で詳しく紹介しています。
締結までの約3か月:相手探しから覚書の文言まで
台湾側の相手企業を見つけ、町につなぐ
まず、台湾で東川町の家具を扱えるパートナーを探しました。Link Globalが家具ブランドの充個墊(DANN)と新家園沙發(ニューハウス)の2社を見つけ、町につなぎました。
台湾の企業と町を訪問し、双方の考えをすり合わせる
2026年8月には、台湾の企業とともに東川町を訪問しました。町と台湾の企業が直接顔を合わせたうえで、町が台湾との協力で何をしたいのか、どこまでを覚書に入れるのかを確認しました。その後も町と台湾の2社のあいだに立ち、それぞれの考えをすり合わせながら、協力の形を固めていきました。
覚書の文言をすべて調整する
覚書の文言は、すべてLink Globalが調整しました。自治体が海外の企業と結ぶ覚書では、日本側と台湾側の双方が納得できる言葉で、協力の範囲や役割を書く必要があります。双方の意向を確かめながら文言を詰め、締結式の当日に署名できる形に整えました。
締結式を、日台の来賓と報道が集まる場に合わせた
締結式は、展示会の開幕式の中で行いました。開幕式には、町長のほか、町議会の副議長や商工会の会長が出席しました。台湾側からは、国家発展委員会 国土・区域・離島発展処の黄文彦処長、華山文創の王栄文董事長、懐徳居創設者の林東陽教授、中華民国工業設計協会の黄偉倫理事長らを来賓に迎えています。

日台の来賓と報道陣がそろう場で署名することで、締結そのものが記事になりやすくなります。会場には台湾のメディアを招き、締結と展示会の内容をまとめたプレスリリースを当日に配信しました。
Link Globalが担ったこと
相手企業の選定と引き合わせ:台湾で家具ブランド2社を見つけ、町につなぐ
町への訪問とすり合わせ:2026年8月に台湾の企業とともに町を訪問し、両者を引き合わせたうえで、その後も町・台湾企業と調整
覚書の文言の調整:覚書の文言をすべて調整し、署名できる形に整える
締結式の段取り:開幕式の中での締結式の位置づけ、進行、署名の準備
来賓の調整:日本側の訪問団と、台湾の政府機関・業界団体・大学関係者などの来賓との調整
メディアの招聘:台湾のメディアへの案内と、開幕式への招聘
プレスリリースの作成・配信:締結と展示会の内容をまとめたプレスリリースを作成し、当日に配信
台湾メディアでの紹介
締結と展示会の様子は、次のメディアで紹介されました。
經濟日報(2026年10月19日)「新家園沙發、Dann Bed深化台日家具交流 東川町13個職人品牌齊聚華山」:2社が町と協力覚書(MOU)を結んだことを伝えています。Yahooニュースなどにも転載されました。
風傳媒(2026年10月16日)「升台灣國旗迎賓!東川町13品牌登台秀木作工藝」:覚書の締結を伝えています。
100室內設計(2026年10月16日)「東川町木工家具展開展!北海道職人百件家具免費參觀選購」:LINE TODAYにも転載されました。
自治体が海外企業とMOUを結ぶときのポイント
誰が結ぶのかを先に決める
MOUを自治体が結ぶのか、産地の組合や事業者団体が結ぶのかで、相手への見え方も、締結後に動く人も変わります。今回は町が締結の主体となりました。
締結後に何をするのかを決めておく
MOUは、結んだ時点では協力の約束です。台湾での販売の場づくりや、商品の紹介の仕方など、締結後に何をするのかを相手と確認しておくことで、覚書が取引につながります。
署名の場を、人が集まる場に合わせる
展示会や商談会の開幕にあわせて締結すれば、来賓や報道陣がそろった場で署名でき、締結を地域の内外に伝えやすくなります。
よくある質問
自治体が海外の企業とMOUを結ぶ支援も依頼できますか?
はい。今回の事例のように、海外の相手企業探しと引き合わせから、自治体との事前のすり合わせ、覚書の文言の調整、締結式の段取り、現地メディアへの発信まで対応しています。商談会や展示会とあわせて計画することもできます。
MOU(協力覚書)に法的な拘束力はありますか?
一般に、MOUは協力の方向性を確認する文書として結ばれ、契約のような法的な拘束力を持たせないことが多いとされます。ただし内容によって扱いが変わるため、条文は専門家に確認することをおすすめします。
展示会や商談会とあわせてMOUを結ぶ利点は何ですか?
来賓や報道陣が集まる場で署名できるため、締結が報道されやすくなります。今回の締結と展示会は、台湾の6つのメディアで紹介されました。商談会で出会った相手との関係を、会期後の取り組みにつなげやすくなる点も利点です。
台湾のメディアへの発信もお願いできますか?
はい。現地のメディアへの案内と、プレスリリースの作成・配信に対応しています。
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Link Globalは、自治体や産地の組合の台湾での販路開拓を、商談会・展示会の企画運営から、現地の企業や団体との協力覚書の締結、現地メディアへの発信まで一貫して支援しています。自治体として海外の企業とのMOU締結や、海外での連携を検討されている方は、自治体向けの海外展開支援をご覧いただくか、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。初回のご相談は無料です。




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