RAMEN TECH(ラーメンテック)とは?SusHi Techとの違い・2026年開催情報・参加メリットを解説
- Link Global編集部

- 8月24日
- 読了時間: 33分
更新日:8月26日

「RAMEN TECHについて詳しく知りたい!」
「RAMEN TECHとSusHi Tech Tokyoの違いは?」
「ラーメンテックに参加するメリットを教えてほしい!」
福岡で海外企業やスタートアップ、投資家との新しい出会いを探しているなら、最近注目されている「RAMEN TECH(ラーメンテック)」も選択肢の1つに入るでしょう。
「RAMEN TECH 2026」は、2026年10月7日から11日まで福岡市内で開催される国際的なスタートアップ・イノベーションの取り組みで、天神・大名から博多まで街全体を舞台に多彩なイベントが展開されます。
ただし一般的な大型展示会のように一つの会場で開催される「単一カンファレンス」ではありません。
このあたりを誤解してしまうと参加の意思が削がれたり、参加時の齟齬が生まれたりなどチャンスを逃してしまう可能性もあるでしょう。
当ページではそんな注目されているラーメンテックの特徴、2026年開催情報など基本的な情報について、わかりやすく解説をしていきたいと思います。
またSusHi Tech Tokyoとの違い、立場別の参加メリット、海外企業との商談・協業へつなげる活用方法まで実務目線で解説していきますので、是非各項目を参考にしてみてください。
【本記事のデータについて】
本記事の日程・会場・目標規模・実績値は、福岡市の報道発表「『RAMEN TECH 2026』10月7日〜11日 開催決定」(2026年6月29日)、RAMEN TECH 2026 公式サイト、RAMEN TECH Global Summit 2026 公式サイト(主催:福岡市/企画・運営:Cohh株式会社)を一次情報としています。SusHi Tech Tokyo 2026の数値は、東京都が公開したオフィシャルレポート(実績・確報)に基づきます。原典の図表は転載せず、公表数値から記述を起こしています。原典にない数値の推定補完は行っていません。
一次情報:福岡市 報道発表(PDF)/RAMEN TECH 2026 公式サイト/RAMEN TECH Global Summit 2026 公式サイト/SusHi Tech Tokyo 2026 実績(東京都)
※2026年8月時点の公開情報です。プログラム・登壇者・会場・各種募集締切は今後変更または追加される可能性があるため、参加を検討する際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
RAMEN TECH(ラーメンテック)とは?

図:RAMEN TECHの構造。単一のカンファレンスではなく、Flagship EventsとLink Eventsという性質の異なるイベント群が5日間に集まる「期間」として設計されている。イベント数は2026年に100超を目標としている(目標値)。出典:福岡市 報道発表(2026年6月29日)、RAMEN TECH 2026 公式サイト。
RAMEN TECH(ラーメンテック)は、簡単に言えば福岡市を舞台に国内外の「スタートアップ、投資家、事業会社、エンジニア、クリエイター、研究者、行政」などが交流する「共創型のイノベーションウィーク」です。
2026年は10月7日から11日まで開催され、スタートアップだけでなくアートや伝統工芸なども含め、分野を越えた交流を目指しています。
ここで重要なのは、RAMEN TECHそのものが一つのカンファレンスを指すのではなく、福岡市内で複数のFlagship EventsやLink Eventsが展開される「期間の名称」である点です。
また誤解されがちですがラーメン料理のイベントではなく、福岡からアジア、世界へつながる「イノベーションの場」としてイメージすると、全体像をつかみやすくなるでしょう。
そんなラーメンテックの基本的な情報について各項目で解説していきますので、ぜひ目を通してみてください。
「RAMEN TECH」の名前に込められた意味と由来
RAMEN TECHは、公式には「Revolutionizing Asia: Merging Ecosystems & Networks - Tech」の頭文字から名付けられています。
これが意味するのは、アジア各地に存在するスタートアップ、企業、投資家、技術者などのエコシステムやネットワークを混ぜ合わせ、そこから新たな価値やイノベーションを生み出す、ということです。
ちなみに2026年のコンセプトは「SLURP UP THE FUTURE(未来をすくう、器たれ)」であり、福岡という都市を人や技術、文化を受け入れる「器」に見立てています。
※ラーメンという福岡になじみ深いモチーフを使っていますが、料理そのものがイベントの主役ではありません。
異なる材料が一つの器で混ざり合うように、異なる業界・国・人材をつなぐという思想が名称に込められている、そんな素敵な意味と由来があるのです。
2024年の初開催から街全体型イベントへ発展
ご存じの方もいるかもしれませんが、RAMEN TECHは2024年に始まり、2026年で3回目を迎えます。
初開催時には福岡市主催イベント「ASCENSION」をRAMEN TECHへリニューアルし、複数のスタートアップ関連イベントを同じ時期に集めるFUKUOKA STARTUP WEEKの中で展開されました。
※福岡市長も2024年の会見で、一つのイベントだけでなく異なる主催者による催しを同時期に集めることで、参加者が別のイベントにも足を運び、新しい交流が生まれることを狙ったと説明しています。
その後の2025年には天神・大名を中心に70を超えるイベントへ拡大!
そして2026年は博多を含む市内各所へさらに広がり、100以上のイベントを目標としています。
一つの会場へ集めるのではなく、街そのものをイベント空間にする方向へ発展しているのが特徴であり、今後も注目を集めているのがラーメンテックなのです。
FUKUOKA STARTUP WEEKとRAMEN TECHの関係
これはRAMEN TECHとFUKUOKA STARTUP WEEKを「名称変更前と変更後」の関係と理解すると、少し認識にズレが生じてしまいます。
2024年は複数のスタートアップ関連イベントを同時期に集めるFUKUOKA STARTUP WEEKの中で、それまで福岡市が主催していた「ASCENSION」をRAMEN TECHへリニューアルして開催した、という関係です。
福岡市長は当時、東京のSusHi Techを意識した名称であり、将来的には東京と福岡のスタートアップが交流したり、海外で両ブランドが連携したりする可能性にも言及しています。
その後、RAMEN TECHは独自のブランドとして拡張され、2026年は「福岡・共創イノベーションウィーク」として、Flagship EventsとLink Eventsを束ねる枠組みに成長しました。
旧イベント名を単純に置き換えたのではなく、福岡市の複数イベントをつなぐ大きなブランドへ育ったと見る方が正確であり、この部分を誤解しないことが正しい理解へつながるのです。
2012年「スタートアップ都市ふくおか」宣言から続く福岡市の政策背景
ここまでの項目でもRAMEN TECHの歴史・流れについて少し触れてきていますが、RAMEN TECHは突然生まれたイベントではありません。
福岡市は2012年に「スタートアップ都市・ふくおか」を宣言し、その後に「創業支援や成長支援、実証支援、海外展開支援」などを積み重ねてきました。
※2017年には官民共働型のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」を開設するなど、起業家や企業が人・情報・機会へアクセスしやすい環境整備も進めています。
そして2026年のRAMEN TECH公式発表でも、スタートアップ、投資家、大企業、大学・研究機関、行政などが形成してきたエコシステムをさらに発展させることが開催背景として示されています。
つまりRAMEN TECHは単発の集客イベントではなく、福岡市が10年以上続けてきたスタートアップ政策を「国内外へ開く象徴的な場」として位置付けられていると言えます。
福岡は様々な事業・企業に対してビジネス的な場・環境を整えてくれていると言われていますが、その中でもRAMEN TECHは非常に価値あるイベントだと言えるでしょう。
RAMEN TECHは複数イベントが集まる「期間」
RAMEN TECHを理解するうえで最も重要なのが、この部分であり、誤解する人が多い部分でもあります。
公式FAQを見るとわかりますが、RAMEN TECH 2026は2026年10月7日から11日まで福岡市内で多様なイベントが開催される「期間」の名称であり、それ自体がカンファレンスやピッチイベントを主催するものではないと明記されています。
期間中にはRAMEN TECH Global Summit、GLOBAL CONNECT SPARK DAY、StartupGo!Go! The Pitch、FFGみらいの会議などの大規模な「Flagship Events」に加え、市内の企業・団体・個人が企画する「Link Events」が展開されるのです。
そのためピッチ登壇やブース出展を希望する場合は「RAMEN TECHへ一括応募」するのではなく、各イベント主催者の募集要項を確認する必要があります。
イベント一覧から自社目的に合った催しを選ぶことが参加準備の第一歩であり、RAMEN TECHの認識を誤解してしまうと参加・応募自体に難航してしまう可能性もあるため、上記は正しく認識しておくことが大切です。
出典:福岡市「『RAMEN TECH 2026』10月7日〜11日 開催決定」(2026年6月29日発表)、RAMEN TECH 2026 公式サイト。名称の由来(Revolutionizing Asia: Merging Ecosystems & Networks - Tech)はRAMEN TECH Global Summit公式サイトによる。
RAMEN TECH 2026の開催概要|日程・会場・参加方法を確認

図:RAMEN TECH 2026の会期構成。一般参加できるGlobal Summitのメイン日は10月8日(木)、会場は大名カンファレンス。前日の10月7日にはラウンドテーブルが予定されている。主催は福岡市、企画・運営はCohh株式会社。出典:RAMEN TECH 2026 公式サイト、RAMEN TECH Global Summit 2026 公式サイト。
注目を浴びているRAMEN TECH 2026の日程・会場・参加方法を確認することで、参加の有無も含めてスムーズに検討をすることができるでしょう。
※また3回目となる今回は、延べ参加者15,000人以上、50以上の国・地域、100以上のイベントを掲げています。
ちなみに公式の参加登録は無料で、マイページ作成後、興味のあるイベントへ個別に申し込む仕組みとなっています。
そんなRAMEN TECH 2026の開催概要を項目別に分けて、シンプルに分かりやすく解説していきますので、ぜひ各項目をチェックしてみてください。
2026年10月7日~11日|会場・参加費・目標規模をまとめて確認
RAMEN TECH 2026の基本情報はシンプルに下記のとおりです。
・項目…RAMEN TECH 2026
・開催期間…2026年10月7日(水)~11日(日)
・開催日数…5日間
・主なエリア…天神・大名、博多など福岡市内各所
・参加登録…無料
・目標参加者…15,000人以上
・参加国・地域…50以上を想定
・イベント数…100以上を目標
・開催回数…3回目
※公式サイトでは15,000人の延べ参加者、50以上の参加国・地域、100以上の期間中イベントを掲げています。
ちなみに参加費についてはRAMEN TECHのマイページ登録自体は無料ですが、個別イベントごとに申込方式が異なる場合があるため注意が必要です。
そのため「無料登録したから全プログラムへ自動参加できる」と考えず、参加したいイベントごとの詳細ページを確認することが重要だと言えるでしょう。
天神・大名から博多まで「街全体が会場」になる5日間
RAMEN TECH 2026の大きな特徴は、コンベンションセンターだけで完結しないことです。
公式サイトでは「THE CITY IS THE VENUE」と掲げており、博多から天神まで福岡市中心部の複数会場をイベントの舞台としています。
※主要会場として大名カンファレンス、Fukuoka Growth Next、CIC Fukuokaグローバル・イノベーションキャンパス、ONE FUKUOKA BLDG.などが掲載されています。
公式案内を見るとわかりますが、福岡空港から地下鉄で博多駅まで約6分、天神駅まで約12分とされ、市内の主要会場は地下鉄や徒歩で移動できる利便性の良さも特徴的です。
参加者は一つの会場に滞在するのではなく、午前はピッチ、午後は商談、夜はネットワーキングというように、街を移動しながら異なるコミュニティへ入っていく参加スタイルを組み立てることも可能!
ビジネス重視で参加する人もいれば、少しカジュアルなビジネス色のあるお祭りのような感覚で参加する人もいたりと、多種多様な楽しみ方や盛り上がり方ができるのも魅力的なポイントの1つだと言えるでしょう。
Flagship Eventsと公募型「Link Events」は何が違うのか
RAMEN TECH 2026では、数百~数千人規模の参加が想定される主要イベントを「Flagship Events」と位置付けています。
※2026年8月時点では、Opening Party、GLOBAL CONNECT SPARK DAY feat. Taiwan/Singapore、同 feat. AAN/Korea、RAMEN TECH Global Summit、StartupGo!Go! The Pitch、FFGみらいの会議などが公式サイトに掲載されています。
一方で「Link Events」は、RAMEN TECH期間中に市内企業・団体・個人などが開催する公認イベントを指しています。
※公式サイトでは2026年8月31日を第1次募集締切として主催者募集も行っています。
簡単に言えばFlagship Eventsが全体の大きな人流を作り、Link Eventsがテーマやコミュニティを細分化する構造と言えるでしょう。
参加者側は大規模イベントだけでなく、自社テーマに近い小規模イベントまで組み合わせることで接点の質を高めることができるため、様々な層に注目されているイベントとして年々成長し続けているのです。
参加登録は無料|登録から個別イベント参加までの流れ
RAMEN TECH 2026では、公式サイトから無料のマイページを作成し、その後、各イベントへの参加登録を行うのが基本的な流れです。
福岡市の2026年6月発表でも、公式プラットフォーム「EntryTickets」でマイページ作成、イベント登録、今後追加予定のAIマッチング機能などを利用できるとされています。
ただし一部イベントは独自の参加プラットフォームを使用するため、RAMEN TECHのマイページ登録を経由せず、各イベント側で直接申し込むケースもあります。
そのため参加前には、まず自社の目的を「投資家と会いたい」「海外企業との協業先を探したい」「ピッチを聞きたい」などに分け、その目的に合うイベントを検索すると効率的です。
5日間すべてに参加することより、会いたい相手がいる場所を事前に選ぶことが重要!
まずは公式サイトから無料のマイページを作成しつつ、色々と眺めてみると見えてくるものもあると思いますので、ぜひ気軽に登録を済ませておくことをオススメします。
RAMEN TECH Global Summit 2026は10月8日に大名カンファレンスで開催
RAMEN TECH Global Summit 2026は、RAMEN TECH期間中のFlagship Eventの一つです。
公式サイトを見るとわかりますが、一般参加が可能なメイン日は「2026年10月8日(木)」で、会場は福岡大名ガーデンシティ・タワー内の大名カンファレンスです。
※前日の10月7日には登壇者・招待ゲストによるラウンドテーブルも予定されています。
ちなみに主催は福岡市、企画・運営はCohh株式会社であり、プログラムとして「カンファレンス、ピッチコンテスト、展示、招待制ラウンドテーブル」に加え、投資家・事業会社との1on1マッチングも予定されています。
※マッチングは、参加予定の投資家・事業会社を事前公開し、双方の関心が合えば面談を組む仕組みです。
海外企業や投資家との具体的な商談を目的にする企業にとって、優先的に確認したいイベントと言えるため、興味がある方は公式情報をチェックして参加を検討してみてはどうでしょうか。
出典:RAMEN TECH 2026 公式サイト、RAMEN TECH Global Summit 2026 公式サイト、福岡市 報道発表(2026年6月29日)。参加者数15,000名・100イベントはいずれも主催者の目標値であり、実績値ではない。
RAMEN TECHの実績と成長|2025年から2026年へ何が変わるのか

図:2025年の実績と2026年の目標。2025年は延べ12,000人以上が参加し、うち海外からの参加者は1,200人以上だった(実績値)。2026年は参加者15,000人以上、イベント100以上、50以上の国と地域からの参加を掲げている(いずれも目標値であり実績ではない)。出典:福岡市 報道発表(2026年6月29日)。
RAMEN TECHは、開催3年目ながら規模と国際性を拡大しています。
福岡市によると2025年は8日間で延べ12,000人以上が参加し、そのうち海外参加者は1,200人以上、イベント数は70を超えました。
これは非常に大きな数字であり、だからこそ多くの企業が注目しているのです。
また単純な参加人数の増加だけでなく、「スタートアップ、VC、大企業、大学、行政、クリエイター」など異なる主体が出会い、商談や協業へ進む仕組みを強めている点も見逃せないポイントでしょう。
そんなRAMEN TECHの実績と成長について、各項目に分けて解説をしていきますので、ぜひ目を通してみてください。
2025年は延べ12,000人超・海外参加者1,200人超の実績
先の項目でも触れてきましたが、2025年は延べ12,000人超・海外参加者1,200人超と優れた実績があります。
※福岡市の開催報告をチェックすると、RAMEN TECH 2025は2025年10月5日から12日までの8日間、天神・大名エリアを中心に開催され、延べ12,000人以上、うち海外から1,200人以上が参加したということがわかります。
イベント数も70以上に達し、国内外のスタートアップ、投資家、エンジニア、エコシステムビルダー、クリエイターなどが福岡へ集まりました。
この海外参加者数は、RAMEN TECHを福岡・九州内だけの「単なる交流会」として見るべきではないことを示しており、また海外展開を検討する企業にとっては、海外出張せずに国外の事業会社、スタートアップ、投資家と接点を持てる可能性がある優れたイベントだと言えるでしょう。
70超のイベントから2026年は100超へ拡大を目指す
2025年のRAMEN TECHでは70を超えるイベントが開催されましたが、2026年は100以上のイベントを目標に掲げています。
公式サイトにもあるように「AI、テクノロジー、スタートアップ」だけでなく、アートや伝統工芸なども含めた幅広いプレイヤーの参加を想定しているのです。
また地域の企業・団体・個人によるLink Eventsを公募することで、運営側だけですべてのプログラムを作るのではなく、街のコミュニティそのものがイベントを生み出す仕組みになっています。
このようにイベント数が増えることは選択肢が増える一方で、参加者にとっては「何となく歩いて参加する」だけでは成果が分散するリスクもあります。
2026年は規模拡大に合わせ、参加前のイベント選定とスケジュール設計がこれまで以上に重要になると考えられるでしょう。
海外参加者の多さがRAMEN TECHの国際性を示している
RAMEN TECH 2025では全体で海外参加者1,200人以上を集め、Global Summit 2025単体でも1,500人以上の参加者のうち300人以上が海外から参加しました。
※Global Summitでは120企業・団体が展示し、そのうち76ブースが海外関連でした。
つまり海外参加はステージ上の登壇者だけではなく、展示や商談など現場レベルにも広がっているのです。
2026年公式サイトでは50以上の国・地域からの参加を掲げ、台湾・シンガポール、韓国などアジアの支援機関・VCと連携するGLOBAL CONNECT SPARK DAYも予定されています。
海外市場を検討する福岡・九州企業にとっては、複数の国を一度に比較しながら、協業候補を探せる場として検討の余地があるといえるでしょう。
Global Summitではピッチ・展示・商談から具体的な協業も生まれている
RAMEN TECH Global Summit 2025では、ピッチコンテスト、28のトークセッション、120企業・団体による展示、ビジネスマッチングなどが実施されました。
福岡市の開催報告によれば、海外VCやアクセラレーターが審査に参加するピッチも行われ、単なる講演イベントではなく、事業接点を作るプログラムが組まれています。
2026年のGlobal Summitでは、この方向性をさらに進め、投資家・事業会社を事前に公開し、スタートアップ側から「1on1面談」をリクエストできるマッチングを予定しています。
※出展ブースやピッチで認知を取るだけでなく、その場で関心を持った相手と具体的な会話へ移れることが特徴的です。
登壇や展示をゴールにせず、その後の資金調達・事業提携・海外展開へつなぐ設計がRAMEN TECH活用では重要になるため、事前に戦略を練っての参加をオススメします。
3回目の2026年は「イベント」から「国際的な共創プラットフォーム」
2026年のRAMEN TECHは、公式に「アジアのゲートウェイ・福岡から、世界とつながる5日間」を掲げています。
15,000人以上、50以上の国・地域、100以上のイベントという規模に加え、市内企業・コミュニティがLink Eventsを企画し、大規模なFlagship Eventsと組み合わさる構造は、既に単独のカンファレンスとは異なります。
※福岡市側も、スタートアップだけでなく企業、投資家、大学・研究機関、行政、エンジニア、クリエイター、アーティストまで対象を広げています。
つまり2026年は「スタートアップ関係者が集まるイベント」から、技術・資金・事業・文化・海外ネットワークを街全体で交差させる共創プラットフォームへ進もうとしている段階と捉えることができるのです。
企業側も参加者として見るだけでなく、自社課題を持ち込んで協業相手を探す場として活用する視点が必要になってきます。
しっかりと計画・戦略を練り参加をすることで、積極的にビジネスチャンスを掴むための優れた場として期待することができるでしょう。
出典:福岡市 報道発表(2026年6月29日)。2025年の延べ12,000名以上・うち海外1,200名以上・70超イベントは同発表による実績値。2026年の15,000名・50以上の国と地域・100イベントは目標値。
RAMEN TECHとSusHi Tech Tokyoの違い|どちらに参加するべきか

図:両イベントの比較。SusHi Tech Tokyo側は2026年4月に開催済みの実績値、RAMEN TECH側は2026年10月開催分の目標値であり、数値の性質が異なる点に注意。次回のSusHi Tech Tokyoは2027年5月20日〜22日、RAMEN TECHは毎年10月開催のため日程は重ならない。出典:東京都「SusHi Tech Tokyo 2026の実績」、RAMEN TECH 2026 公式サイト。
RAMEN TECHとSusHi Tech Tokyoは、どちらも「スタートアップ、投資家、事業会社」などが集まる国際的なイベントですが、規模と開催形式が異なります。
SusHi Tech Tokyo 2026は東京ビッグサイトで3日間開催され、103の国・地域から約6万1千人が参加、出展スタートアップ798社、25,140件超のビジネスミーティングを記録しました(東京都公表の確報値)。
一方でRAMEN TECH 2026は15,000人以上を目標に、福岡市内の複数会場で100以上のイベントを展開します。
こういった違いを知らずに参加をするのではなく、また「どちらが優れているか」という判断でもなく、大規模な一括探索をしたいのか、アジアとの接点を軸に街全体で深く交流したいのか、など参加目的を分けることが重要です。
より深くRAMEN TECHとSusHi Tech Tokyoの違いについて理解するためにも、ぜひ各項目に目を通してみてください。
開催規模・会場・時期・イベント形式・海外接点を比較
下記の各項目で両イベントを整理すると、違いが見えやすくなります。
・比較項目…RAMEN TECH 2026………SusHi Tech Tokyo 2026
・開催時期…10月7~11日………4月27~29日
・開催地…福岡市………東京
・主な会場…天神・大名・博多など市内各所………東京ビッグサイト
・規模…15,000人以上を目標(2025年実績は延べ12,000人以上)………約6万1千人(2026年実績)
・イベント形式…Flagship+Link Events………カンファレンス・展示・ピッチ・マッチング等
・特徴…街全体回遊・アジアとの接点………大規模・多数のスタートアップを一括探索
ちなみにSusHi Tech Tokyo 2026では798のスタートアップが出展し、25,140件を超えるビジネスミーティングが行われました。
※次回のSusHi Tech Tokyo 2027は、2027年5月20日(木)〜22日(土)に同じく東京ビッグサイトでの開催が発表されています(20〜21日がビジネスデイ、22日がパブリックデイ)。RAMEN TECHは毎年10月開催のため、日程が重ならず、年間計画に両方を組み込むことも可能です。
一方でRAMEN TECHは、規模ではなく複数会場・複数コミュニティを横断できる距離の近さが特徴的でありメリットと言えます。
また目的が違えば「両方に参加する選択肢」も十分にあるため、両イベントの違いについて把握したうえでどちらを選ぶか、どちらも選ぶかを検討するのが良いでしょう。
SusHi Tech Tokyoは大規模カンファレンス
既にご存じの方もいるかもしれませんが、SusHi Tech Tokyo 2026は、2026年4月27日から29日の3日間、東京ビッグサイトで開催されました。
※東京都のオフィシャルレポート(確報)では、103の国・地域から約6万1千人が参加し、出展スタートアップ798社(過去最大)、商談25,140件超を記録しています。なお会期直後に公表された速報値は6.0万人でした。
そして会場ではAI、ロボティクス、レジリエンス、エンターテインメントなどをテーマに、セッション、ピッチ、展示、ビジネスマッチングが集中的に展開されました。
短期間で多くのスタートアップや投資家、企業を比較したい場合、この規模は大きな魅力と言えるでしょう。
一方で参加者が多いため、自社が会いたい相手を事前に絞らなければ情報量に埋もれる可能性もあります。
先の項目でも比較・違いについて簡単に触れてきましたが、SusHi Techは「巨大な市場から候補を探す」タイプ、RAMEN TECHは「複数コミュニティへ入り込む」タイプとイメージすると、各々の違いが理解しやすくなるでしょう。
RAMEN TECHは福岡の街を回遊しながら複数イベントへ参加できる
RAMEN TECHの項目でも触れてきましたが、RAMEN TECH 2026は、博多から天神・大名まで福岡中心部の複数会場を移動しながら参加するスタイルが魅力的です。
いわゆる大名カンファレンスでGlobal Summitへ参加した後、ONE FUKUOKA BLDG.でアジア向けイベントへ出たり、CIC Fukuokaでネットワーキングへ参加したりすることができます。
※公式サイトでも主要会場を地下鉄・徒歩圏内で移動できることを特徴として打ち出しています。
また大規模なFlagship Eventsだけでなく、テーマ別のLink Eventsが街中に展開されるため、スタートアップだけではなく地域企業、クリエイター、技術者など異なるコミュニティとの偶発的な接点に期待できるのも魅力的なポイントです。
大規模会場ですべてが完結するSusHi Techとは違い、「街を歩くこと自体がネットワーキングになる」構造がRAMEN TECHらしさだと言えるでしょう。
福岡の強みは台湾・韓国・東南アジアなどアジアとの距離の近さ
RAMEN TECH Global Summit公式サイトをみると、福岡について「東京よりアジアの主要都市に近い日本の大都市」と表現し、古くからアジアの玄関口として人や文化を受け入れてきた背景を強調しています。
2026年のプログラムにも、台湾・シンガポールをテーマとするGLOBAL CONNECT SPARK DAYが10月7日、韓国を含むAAN/Korea版が10月8日に予定されており、アジアとの接続はイベント設計にも反映されています。
福岡・九州企業にとっては、海外出張だけで市場開拓を進めるのではなく、RAMEN TECH期間中に来日(来福)する海外スタートアップやVC、支援機関と会い、まず協業可能性を探る使い方ができます。
アジア市場を海外展開の第一歩に考える企業ほど、地理的な近さと人的ネットワークを活かしやすいイベントの1種だと言えるでしょう。
競合イベントではなく「東京と福岡で役割が違う」と考える
意外と見落としてしまう人もいるのですが、RAMEN TECHという名称はSusHi Techを意識して付けられたことを、福岡市長自身が2024年に説明しています。
ただしその意図は単純な対抗ではありません。
市長は東京と福岡のスタートアップ交流や、将来的に海外で両ブランドが並んで日本のスタートアップを発信する可能性にも言及しているのです。
実際にSusHi Tech Tokyoは6万人超が集まる大規模イベント、RAMEN TECHは福岡というコンパクトな都市で街全体を使う共創型イベント、と言った具合にそれぞれ異なる特徴があります。
大規模な探索や国内外の幅広い接点を求めるならSusHi Tech、アジアとの関係づくりや密度の高い地域交流を求めるならRAMEN TECHというように使い分けられます。
単純な競合としてではなく、日本の異なる都市特性を活かした二つの入口として見る方が参加企業にとって実務的で、活かしやすい選択肢となるでしょう。
出典:東京都「SusHi Tech Tokyo 2026の実績」(オフィシャルレポート)、RAMEN TECH 2026 公式サイト。SusHi Tech側は2026年4月開催の実績値、RAMEN TECH側は2026年10月開催の目標値であり、性質の異なる数値を並べている点に留意。数値は各主催者の公表値をそのまま引用し、推定補完はしていない。
立場別に見るRAMEN TECHへの参加メリット

図:立場別に見た参加の狙い。本図は主催者による公式な参加者分類ではなく、Link Globalが記事内容を整理したものです。
RAMEN TECHへの参加メリットは、「スタートアップ、中小企業、海外企業、大企業・投資家」など属性により異なります。
ここで大切なのは「面白そうだから参加する」ではなく、自社が誰と出会い、何を持ち帰りたいのかを参加前に決めることです。
そういった目的を決めるためにも、そして参加時の動き方などにも影響するため、各項目で立場別の参加メリットについて把握していきましょう。
スタートアップは投資家・事業会社・海外エコシステムとどう接点を作れるか
スタートアップにとってRAMEN TECHは、ピッチ登壇だけが活用方法ではありません。
Global Summit 2026ではピッチコンテストや展示に加え、投資家・事業会社との1on1マッチングが予定されており、参加予定企業の情報を見ながら面談を申し込める仕組みが設計されています。
またGLOBAL CONNECT SPARK DAYでは台湾・シンガポールや韓国などアジア各国のスタートアップ支援機関・VCとの交流も予定されています。
※資金調達を目的とするなら投資家、事業提携なら事業会社、海外展開なら現地支援機関というように属性を分けて考えると効果的です。
ピッチへ出ること自体を目標にせず、ピッチで認知を取り、その後1on1やLink Eventsで具体的な会話へ移るところまで設計する。
そういった動きも参加価値を高めやすくなるため、接点作りという視点で戦略を綿密に練ってみるのも1つの選択肢としてオススメします。
福岡・九州の中小企業はスタートアップとの協業・新規事業にどう活かせるか
既にご存じの方もいると思いますが、RAMEN TECHは単なるスタートアップのためだけのイベントではありません。
福岡・九州の中小企業にとっては、自社だけでは開発しにくいAI、DX、新素材、海外販路、採用などの課題を、スタートアップや技術者との協業で解決するきっかけを探す場としても活用できます。
2026年は地域企業とスタートアップの交流を想定した「FFGみらいの会議」などもFlagship Eventsとして掲載されており、企業側が「新しい技術を買う立場」だけでなく、「一緒に事業を作る立場」として参加できる構成なのです。
特に重要なのは、「何か新しい技術を探す」という曖昧な目的で参加しないこと!
自社の課題を「営業、物流、人材、生産、海外展開」などに分解し、解決したいテーマを持って会場へ行くことで、協業候補を判断しやすくなります。
より濃い候補を探しやすく、それでいて現実的に接点を作りやすい、そういった部分もラーメンテックのメリットだと言えるでしょう。
海外スタートアップは日本市場参入の入口として福岡を使う
海外スタートアップにとってRAMEN TECHは、日本企業・投資家・行政・支援機関と一度に接点を持てる優れた入口になります。
Global Summit公式サイトでは、福岡を「アジアの結節点」と位置付け、日本市場へ海外の挑戦者を迎え入れることをイベントの背景の一つとしています。
また主要プログラムでは双方向翻訳ツールによるサポートも予定されており、言語面の障壁を下げる取り組みも進められているのです。
福岡市はスタートアップビザを含む外国人起業支援にも取り組んできたため、単に展示会で日本企業と名刺交換するだけでなく、市場参入の情報収集やパートナー候補探索にも使うことが可能です!
海外企業側から見れば、いきなり東京市場だけを狙うのではなく、アジアと近くスタートアップ政策を進める福岡を日本展開のテスト拠点として検討する視点も持つことができます。
お互いにとってメリットがあり使い勝手の良いイベント、それがRAMEN TECHの側面だと言えるでしょう。
大企業・投資家は技術探索・オープンイノベーションの場として活用
大企業や投資家にとってRAMEN TECHの価値は、最新技術を見ることだけではありません。
繰り返しになりますが、Global Summit 2026では「スタートアップ展示、ピッチ、1on1マッチング」が予定されており、事業会社側も自社課題に合う企業を探すことができます。
※さらにLink Eventsまで視野を広げれば、メインステージでは拾いにくい特定領域の企業や技術者とも接点を持つことができるでしょう。
ここで大切なのは投資家なら投資候補探索、大企業なら新規事業・共同開発・PoC候補探索など、目的に応じて見るポイントを変えるべきという部分です。
特に大企業は「面白いスタートアップを探す」という曖昧なテーマより、募集したい技術領域や協業条件を事前に整理しておくと効率が上がります。
成果を出すためにはRAMEN TECHを視察イベントではなく、オープンイノベーション案件を発掘する営業活動として使うことがポイントですので、ぜひ積極的に活用してみてください。
参加前に「資金調達・協業・海外展開・技術探索」の目的を決めておく
RAMEN TECHは100以上のイベントを目標としているため、参加目的が曖昧だと「面白い話をたくさん聞いた」で終わりやすくなります。
まず自社の目的を「資金調達、販売先開拓、協業相手探索、海外展開、市場調査、技術探索、人材交流」などに分けることが大切です。
その上で目的に合うFlagship EventsとLink Eventsを事前に選びます。
たとえば台湾・シンガポール市場へ出たい企業ならGLOBAL CONNECT、投資家と話したいスタートアップならGlobal Summitのマッチングというように、参加動線を変えていきます。
また会いたい企業名や国まで決まっている場合は、事前に相手を調べ、当日話すテーマを整理しておくことが重要です。
イベント数が多い場合、全部を見るより「行かないイベントを決める」ことも成果を高める準備になるため、しっかりと目的を決めたうえで参加をすることをオススメします。
福岡県の支援制度と組み合わせて海外展開を進めたい場合は、福岡県の海外展開支援制度・補助金完全ガイド2026もあわせてご確認ください。福岡・九州の中小企業がどのように海外展開で成果を出しているかは、福岡の中小企業が海外展開で成功する理由で解説しています。
出典:RAMEN TECH Global Summit 2026 公式サイト、RAMEN TECH 2026 公式サイト。1on1マッチングの実施方法・申込方法は公式サイトで順次公開予定とされている。
RAMEN TECHを海外展開・海外企業との接点づくりに活かす方法

図:成果につなげるための3段階。参加しただけで海外展開や協業が始まるわけではなく、会期前の準備と会期後のフォロー設計が成否を分けます。本図はLink Globalが整理したものです。
当ページで何度も触れてきましたが、RAMEN TECH 2025では海外から1,200人以上が参加しており、2026年も50以上の国・地域からの参加を掲げています。
この国際性は、福岡・九州企業が海外展開の入口としてRAMEN TECHを活用しやすい理由の一つです。
ただし海外参加者が多いだけで自社の海外販路が自然に開けるわけではありません。
そのための具体的な方法を知り、そして適切に実践していくからこそ活路が開けてくるのです!
チャンスを逃さないためにも各項目で解説していく内容をしっかりとインプットして、ぜひ実践で活かしてみることをオススメします。
参加前に「会いたい国・企業・投資家」をリストアップしておく
海外展開を目的にRAMEN TECHへ参加するなら、最初に国と相手を絞ることはとても重要なポイント!
例えば「海外企業とつながりたい」だけでは、あまりにも対象が広すぎます。
・台湾市場へ出たい
・シンガポール企業と販売提携したい
・韓国スタートアップと共同開発したい
上記のようなある程度の部分まで具体化しておくことが大切です。
2026年には台湾・シンガポールや韓国をテーマとしたGLOBAL CONNECT SPARK DAYが予定されているため、対象国に合わせて参加イベントを選ぶこともできます。
※さらにGlobal Summitでの投資家・事業会社との1on1マッチングも積極的に活用するべき選択肢に入るでしょう。
また事前に候補企業の事業内容、自社との接点、提案できる内容を整理し、優先度をA・B・Cなどに分けておけば、限られた時間を有効に使えます。
「参加してから探す」のではなく、「会いたい人を決めてから参加する」ことが海外営業としての基本ですので、ある程度の部分まで具体化しておくことを強くオススメします。
英語会社資料・ピッチ・事業提携テーマを事前に準備する
海外企業との商談では、日本語の会社案内をその場で翻訳しながら説明するだけでは、短い交流時間を有効に使えません。
例えば最低限の部分として「英語の会社概要、自社サービス・製品の説明、実績、求めるパートナー像、連絡先」を1~2ページ程度で簡単にまとめておくと便利です。
※スタートアップであれば英語ピッチ資料、中小企業であれば「何を売りたいか」だけでなく、「代理店を探している」「共同開発企業を探している」「日本市場参入を支援できる」といった提携テーマを明確にします。
また相手が自社を知らなくても数十秒で理解できる短い説明も準備しておくと良いでしょう。
RAMEN TECHのように多くの人が交流する場では、長い会社説明より、相手にとって何のメリットがある会社なのかを短く伝える力がその後の商談につながりますので、要点を魅力的に伝える資料を用意しておくことをオススメします。
Flagship EventsとLink Eventsを組み合わせる
RAMEN TECHでは、大規模なFlagship Eventsだけに参加するより、Link Eventsを組み合わせることで、より交流の質を高めることができます。
Global SummitやGLOBAL CONNECTのようなFlagship Eventsでは多くの投資家・企業・スタートアップと出会える一方で、参加人数が多く、一人当たりの会話時間は限られます。
そこで特定業界やテーマに絞ったLink Events、ミートアップ、ネットワーキングへ参加すれば、少人数で深く話せる機会を得ることができるのです。
※公式サイトではLink EventsをBusiness、Global、Networking、Pitch、VCなどのタグで探せるようになっています。
大規模イベントで候補を見つけ、小規模イベントで関係を深める!
そんな二段階の使い方をすると、単純な名刺交換より具体的な協業相談へ進みやすくなるため、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてはどうでしょうか。
海外参加者1,200人超の実績を「市場調査・協業候補探索」に活かす
当ページでも解説してきたように、RAMEN TECH 2025では海外から1,200人以上が参加しました。
この数字を「国際イベントだから参加しよう」という根拠だけに使うのではなく、海外市場を知る機会として活用することが重要です。
・海外スタートアップへ自社商品の反応を聞く
・現地VCに業界トレンドを聞く
・支援機関に市場参入時の商流を尋ねる
他にも様々な「商談前段階の市場調査」に使うことができるのです。
海外展開では、すぐ代理店契約を取ろうとすると相手選定を誤ることがあります。
だからこそ複数の相手と話し、「この国では誰が顧客なのか」「どの価格帯が現実的か」「どんな提携形態が一般的か」などなど、貴重な情報を集めるだけでも価値があると言えるでしょう。
RAMEN TECHを売り込みの場だけでなく、海外市場の仮説を検証する場として使えば、その後の市場選定や販路開拓の精度を高めることができるため、場合によっては上記のような使い方・活用方法を試してみるのも良いのではないでしょうか。
名刺交換で終わらせず会期後の商談・海外販路開拓へつなげる
RAMEN TECHで最も避けたいのは、数十枚の名刺を集めて満足し、イベント後に連絡しないことです。
会期中に会った相手は、関心度に応じて「すぐ商談したい」「情報交換を続けたい」「将来候補」に分類し、数日以内を目安にフォローできる体制を作っておくと動きやすくなります。
メールではイベントで話した内容を具体的に振り返り、次のオンラインミーティング、サンプル送付、提案資料共有など明確なアクションを提示するような流れが理想的です。
RAMEN TECHをきっかけにする場合も、イベントでの出会いを継続的な海外商談へ変えるところまで設計することが本当の参加成果につながるため、その後の動きまで含めて計画しておくことをオススメします。
RAMEN TECHで出会った相手を実際の商談・販路へつなげる進め方は、海外販路開拓の進め方と海外代理店の探し方と選び方で詳しく解説しています。GLOBAL CONNECT SPARK DAYで台湾・シンガポール企業との接点を狙う場合は、台湾市場進出 完全ガイドマップ2026・シンガポール市場進出 完全ガイドマップ2026もあわせてご覧ください。
出典:RAMEN TECH 2026 公式サイト、福岡市 報道発表(2026年6月29日)。
RAMEN TECH(ラーメンテック)に関するよくある質問
RAMEN TECH 2026はいつ・どこで開催されますか?
2026年10月7日(水)から11日(日)までの5日間、福岡市で開催されます。特定の展示会場に集約するのではなく、天神・大名から博多までの街全体が会場となり、期間中は各所でイベントが開催されます。2026年は100以上のイベント開催を目標に掲げています。
参加費はかかりますか?
RAMEN TECH全体の参加登録は無料です。ただし個別イベントは主催者ごとに定員・参加条件・申込方法が異なり、事前申込が必要なものもあります。参加したいイベントが決まったら、公式サイトで個別に条件を確認してください。
RAMEN TECHとSusHi Tech Tokyoはどう違いますか?
最も大きな違いは形式です。SusHi Tech Tokyoは東京ビッグサイトに集約する大規模カンファレンスで、2026年4月の開催では103の国・地域から約6万1千人が参加し、出展スタートアップ798社、商談25,140件超を記録しました(東京都公表の実績値)。一方RAMEN TECHは福岡の街全体を会場に、5日間で複数のイベントを回遊する形式です。次回のSusHi Tech Tokyoは2027年5月20日〜22日、RAMEN TECHは毎年10月開催のため日程は重なりません。競合ではなく役割の違うイベントとして、両方を年間計画に組み込むことも可能です。
Flagship EventsとLink Eventsの違いは何ですか?
Flagship Eventsは主催者側が企画する中核イベント、Link Eventsは企業・団体が公募に応じて実施する連携イベントです。Link Eventsは自社でイベントを開催してRAMEN TECH期間中の集客・露出を得られる仕組みで、2026年の第1次募集は8月31日が締切とされています。
RAMEN TECH Global Summit 2026はいつ開催されますか?
2026年10月8日(木)に大名カンファレンスで開催され、この日が一般参加可能なメイン日です。前日の10月7日(水)にはラウンドテーブルが予定されています。主催は福岡市、企画・運営はCohh株式会社です。
海外企業との接点は実際にありますか?
2025年は延べ12,000人以上が参加し、うち海外からの参加者は1,200人以上でした(福岡市発表の実績値)。2026年は参加者15,000人以上、50以上の国と地域からの参加を目標に掲げています。ただしこれは目標値であり、実際に商談へつなげるには「会いたい国・企業・投資家」の事前リストアップと英語資料の準備、会期後のフォロー設計が欠かせません。
RAMEN TECH(ラーメンテック)でビジネスチャンスを広げていく

今回はRAMEN TECH(ラーメンテック)とは?といった基本から、各種メリットや接点づくりに活かす方法など実務的な部分も含めて解説をしてきました。
RAMEN TECHの魅力は、最新技術やスタートアップの情報を集めるだけでなく、福岡という街を舞台に国内外の企業、投資家、起業家、研究者、クリエイターなどと直接つながれる点にあります。
2025年には海外から1,200人以上が参加しており、2026年も台湾・シンガポールなど海外エコシステムとの接点を持つイベントを含め、多様なプログラムが予定されています。
その一方で、参加しただけで海外展開や協業が始まるわけではありません。
成果につなげるには、事前に会いたい国・企業・投資家を整理し、英語の会社資料やピッチ、協業テーマを準備したうえで、会期後の商談やフォローまで設計しておくことが重要です。
もし不安な部分がある場合、また積極的にビジネスに活かし成果を得たい場合は、株式会社Link Globalまで気軽に相談ください。
実績と経験豊富な弊社が海外市場の選定や海外企業・バイヤー候補の開拓、また商談資料作成や商談支援など、海外販路開拓を実務面からサポートしています。
ラーメンテックを単なる情報収集や名刺交換の場で終わらせず、海外企業との協業や新たな市場開拓につなげるためにも、ぜひ弊社まで気軽に相談ください。
なお、Link Global代表の堤浩記は、福岡県の海外展開支援プラットフォーム「グローバルコネクト福岡」の海外展開支援アドバイザーを2年連続で務めています(就任のお知らせ)。福岡・九州企業の海外展開について、公的支援制度も含めた実務面からご相談いただけます。




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