【重要】海外企業誘致とは?メリットやデメリットも解説!
- 堤浩記
- 7月31日
- 読了時間: 7分

「海外企業誘致のメリットについて知りたい!」
「メリットを把握した上で海外企業を誘致したい!」
「海外企業を誘致するためデメリットも知っておきたい!」
様々なメリットがあるため、海外の企業を国や地域に進出させるための海外企業誘致を実施する自治体が増えてきています。
そんな海外企業誘致ですが、具体的なメリットが湧いてこなかったり、デメリットの部分に不安を感じてしまい躊躇してしまう自治体もあるようです。
そこで今回は海外企業誘致について解説をしつつ、そのメリットやデメリットについても挙げていきたいと思います。
海外企業誘致を検討している方、メリット次第では視野に入れようか迷っている方もぜひ当ページの内容を参考にしてみてください。
そもそも海外企業誘致とは?

基本としての海外企業誘致とは、といった部分について解説をしていきましょう。
冒頭でも少し触れましたが、海外企業誘致とは海外の企業を国や地域に進出させるための施策です。
例えば海外の企業が事業を行いやすいように施設や環境を整備したり、人材確保の支援などが挙げられます。
他にも特定の店舗を誘致するなども海外企業の誘致に該当します。
こういった部分は各自治体でも行うことができるため、後述する様々なメリットを地域に得るために海外企業誘致を実施・検討する自治体も増えてきているのです。
※また税制上の優遇措置や大規模な助成金なども海外企業誘致に該当しますが、このあたりは自治体ではなく国の施策に該当するでしょう。
海外企業誘致のメリット

ここからは海外企業誘致のメリットについて解説をしていきます。
様々なメリットがあるので検討している自治体の担当の方などは、ぜひ各種メリットについて目を通してみてください。
地域経済の活性化
まず海外企業誘致のメリットとして、地域経済の活性化が挙げられます。
誘致する海外企業のジャンルにもよりますが、基本的には誘致した企業によって地域経済が活性化するのは大きなメリットです。
例えば各種販売店舗であったり、飲食店などを誘致した場合は周辺の消費活動の活発化に期待ができます。
また他の業種であっても関連産業の発展に期待ができるため、業種・ジャンルを問わずに周辺地域経済の活性化に期待できるのが海外企業誘致のメリットなのです。
地域のブランド力アップ
次に地域のブランド力アップに期待ができる点にも触れておきましょう。
例えば複数の有名な海外企業を誘致できた場合、その周辺地域には多くの人が集まるようになります。
地元住人はもちろんのこと遠方から誘致した海外企業を目的として来る人も増えるでしょう。
そうすることで周辺地域が活性化し、該当地域の周辺にはこの企業がある、などブランド力がアップすることになります。
そうして国内外を問わず新たな企業や店舗が増えることによって、より地域全体の認知やブランド力が強化されていくメリットの循環に期待ができるのです。
雇用機会の増加
また雇用機会の増加についても触れておきましょう。
これも海外企業誘致の軽視できないメリットの1つです。
海外企業を誘致することでシンプルに新たな雇用が生まれ、地域住民の所得向上につながります。
また先の項目で挙げたように周辺地域のブランド力が強化され、新たな企業や店舗が増えることで雇用機会が加速度的に増していきます。
そういった雇用機会の増加により周辺に住む人が増えたり、訪れる人が増えることで地域全体が活性化するのも魅力的ななメリットだと言えるのではないでしょうか。
税収の増加
さらに税収の増加にも期待ができるというメリットにも触れておきます。
これは自治体の方々が注目するべき大きなメリットなのですが、海外企業誘致によって法人住民税や固定資産税などの税収増加に期待ができます。
これにより自治体の財政状況が改善されたりするケースもあるぐらい軽視できないものであり、先の雇用機会の増加なども含めると住民増加による各種税収アップなどにも期待ができます。
どこまで税収の増加に期待ができるかは誘致する海外企業の規模や知名度、需要にもよりますが、地域を活性化する上で大切なきっかけになってくれるからこそ海外企業誘致を検討する自治体が増えてきているのです。
国際的な認知度向上
最後に国際的な認知度向上についても触れておきましょう。
これは誘致する海外企業の規模次第であり、また誘致する地域次第でもありますが国際的な認知度向上は大きなメリットです。
例えば世界的に有名なお店を誘致することができれば、国内の観光客はもちろん訪日観光客数アップにも期待ができます。
つまり海外企業誘致自体がインバウンド・訪日マーケティングにつながり、周辺地域の活性化につながるのです。
またお店の誘致ではない場合であっても、新たな企業や工場の建設や取引活性化にも期待ができる可能性があります。
国際的な認知度が向上するというのは様々な意味でメリットが循環するのです。
だからこそ各自治体では海外企業の誘致を吟味しており、国内外を問わずに認知度を向上させプラスの循環につながる施策として誘致を検討しているのです。
海外企業誘致のデメリット

ここからは海外企業誘致のデメリットについて触れていきましょう。
様々なメリットがある海外企業誘致ですが、デメリットについても知っておくことが重要ですので、各項目に目を通していきましょう。
シェア・競争による激化
まず海外企業誘致のデメリットとして誘致競争によるシェア・競争の激化が挙げられます。
これは有名な海外企業であったり店舗が入ることによって、周りの企業や店舗との競争が激化してしまうデメリットです。
ただしシェア・競争による激化は各企業の活性化などにつながるケースもあるため、必ずしもデメリットと言えるものではありません。
周辺の企業・店舗を軒並み淘汰するものでなければ、地域の活性化につながるため、そのあたりも含めて誘致する海外企業を選定するのが良いでしょう。
地域住民への影響
次に地域住民への影響についても触れておきましょう。
海外企業誘致によって地域が活性化することは非常に良いことではありますが、あまりに急激な活性化は地域住民に影響を及ぼす場合があります。
例えば周辺の交通量増加や景観の変化、また場合によっては環境問題などに影響する場合があるでしょう。
このあたりの影響は誘致する海外業の規模次第ではありますが、規模が大きければ大きいほど周辺への影響が懸念されます。
規模が大きいほど得られるメリットも大きいのですが、だからこそ地域住民への影響なども考えながら誘致後のサポート体制を整えることが大切だと言えるでしょう。
地域文化の摩擦
最後に地域文化の摩擦についても触れておきます。
例えば誘致された海外企業の従業員の多くが外国人従業員である場合、暮らし方などで周辺の地元住民との間での価値観や文化的な摩擦が起こるケースがあります。
これは誘致された海外企業の規模感次第ですが、急激に外国人が増えることによって周辺地域が訪日外国人観光客急増などと同様のリスクを負う可能性があるのです。
もちろんそこまで急激な地域文化の摩擦が起こるケースは稀ですが、規模が大きな海外企業(主に工場など)を誘致する場合には注意が必要です。
また海外企業誘致により外国人従業員の極端な増加によって、治安が悪化してしまうなどは最近ニュースやSNSでも懸念されています。
そういった地域文化の摩擦が起こらないようなバランスで海外企業を誘致するのが自治体としての役割だと言えるでしょう。
海外企業誘致でお悩みの方は相談ください

今回は海外企業誘致の基本について解説をしつつ、メリットやデメリットについても触れてきました。
様々な内容について解説をしてきましたがデメリットにさえ気をつければ、多くのメリットを得ることができるのが海外企業誘致なのです。
もし海外企業の誘致でお悩みの方は自治体向けサービスを行っている弊社まで気軽に相談ください。
「海外企業連携支援」として、自治体と海外企業のパートナーシップ形成のサポートを行っている他、様々な自治体向けサービスを行っています。
海外企業誘致はもちろんお悩みの方が多いインバウンド対策 ・観光コンテンツ造成支援なども行っていますので、地方を活性化したいとお悩みの方はぜひ弊社まで気軽に相談ください。
デメリットとなる部分やリスクを抑えつつ、様々なメリットを実感できる自治体のサポートを行わせていただきます。

コメント